出発

さて、今日は勝負の日だ.けして,いままで、それほど、いいところを見せることができているわけでない僕としては。やる気のみで押すしかない。まず、今日は、レジデントがテストで一人もこないので,8時に外来にいって、先生がくるのを待つ。今日は、レイノー先生の外来の日だ.8時半ごろに先生が現れたので,あって、最初の一言で,”チャートを持って,この患者さんを取らせてもらって良いですか?”と聞いみた。返事は、”今まで取ったことあるのか?”という返事であった.正直に、”いいえ.”と答えて,そのあと、”しかし、日本ではとっていました.”とこたえると、あっさりと答えは、では、やってみなさいといってくれた.

最初の患者は、、、、メラノーマの全身チェックの患者であったと思う。まず、ノックして入っていき、「こんにちは、今日はレイノー先生のために働いている日本からきた学生です。」「まず、最初にヒストリーを取らせてもらって,レイノー先生に報告させてもらいます。 よろしいでしょうか。」というと、いいよとさくっと許可をもらった.診察の椅子に座って,ここからは,日本で,5回ほどメッサのメンバーとで練習したはずだと、思いながら,患者さんの顔を見て,”what can I help you today?”とお決まりの言葉を言うと、患者さんが、"OK"と、いろいろ話し始めてくれた.メラノーマ後の全身チェックは特にヒストリーをあまり聞くことはない。前回と何か変わったことあるか,何か気になる黒いものはあるか、などと聞いて,全身診察をすると、光線角化症のような病変を見つけたので,これはサイズが大きくなっていますか?などと聞いて,サイズを診察記録にしるした。患者さんは、光線角化症には気づいていなかったようだ.終了後、他に、特に何か質問したいことはありますか?ときいて,では、レイノー先生を呼んできます。いって、部屋を出た.部屋を出て,レイノー先生のところに行って,メラノーマフォローアップの患者です。とりあえず、見ましたが,光線角化症のようなものを見つけました.と、報告した.一応、凍結療法を行うために、スプレーを持って,レイノー先生とともに、もどり、全身検査をおこなう。とりあえず,ひととうり見たところ、先生も光線角化症と診断をして,結局治療はおこなった.そんなわけで、あっさりと一人目を終了してしまった.

あれ、もう少し気合入れていたのになあ.と思いながら,では次の患者を取ろうと待った.きょうは、なぜかキャンセルが多かったのか、全体としては人数は少なかったと思う。次の患者がくるまで,今までのチャートを電子化した。

二人めの患者は乾癬の患者であったのだが,僕には、皮膚炎に見えたため、全くもって間違った診断をしてしまった.痒みがないというところで,乾癬は当然診断に入れたのだが,耳の中であるとか少し変なところに病変があったので,間違ってしまった.ステロイドの治療を進言したのだが,ビタミンDの治療が加わることになった.英語が不十分ですいませんと話をすると、「患者さんは君の英語はOKだ。君は僕の日本語よりは十分全然うまい。」、などを、いってくれた。

次は、ニキビの患者であった.ニキビは、先週も書いたので,治療法はそれなりに分かっている。comedoを見つけ,immflamatory comedoを見かけたので,抗生物質、レチノAの治療法を進言して,処方箋を出してもらった.

そんなわけで,午前中が終了。昼は、母親がたまたま病院近くに来るというので,病院の近くで必ご飯を食べて,少しだけ,周りを案内した.

そんなわけで,午後も、適当に患者を取っていたら終了してしまった.今日は、なぜかキャンセルが多くて,患者の数は少なかったと思う。途中で,ジェンが帰ってきたので,テストはどうだったかときくと、大変だったといっていた.新患を採っているのか?ときかれたので、”うん”と答えると、周りの看護婦たちが、彼は良くやっているよ。とすかさずフォローを入れてくれた.


そんなわけで、今までの記録をつけて、残って、記録を全て写して,帰ることにする.いろいろ、書くときに困ったことが,他のヒトのを見ていると、こう書けば良いのかと納得することがおおい。やはり、やらなきゃだめだなあと思いながら,比較的早く終えて、帰宅した.

帰って,すこし調べ物をしていたら,遅くなったのでねた.

今日は、よくやったと,残っていたワインを飲みながら気分よく寝ることにした.

カテーテルアブレーションとブリガムの病棟回診とダナファーバーと

今日は授業の日である。今日も、MGHで授業を受けた.今日で,アッシュというハーバードの学生とはさよならを言う日だ.あと、2ヵ月後には、自分はプロになるのだと思うと、非常に恐ろしいと彼がいっていたのが非常に印象的だった.かれは、これで全て卒業、2ヵ月後にはチルドレンホスピタルで小児科のレジデントをすることになっている。皆で並んで写真をとってもらった.このコースは最終週の水曜日には発表をすることが義務づけられている。彼の発表は、SSSSの話であった.非常にうまい発表で,さすがアメリカ人だと思ってしまった.そのあと,内科疾患の皮疹の授業を聞いて午前中は終了した.

そのあと,ダナファーバーにいって、創薬のターゲット探しに関する発表を聞きながらご飯を食べて、先週、たまたま知り合うことの出来た、日本人の方のいる循環器のカテーテルアブレーションを見学させていただいた.心臓の三次元構造などを再構築し、最先端の機械を使っておこなっている様は、見事であった.あたらしいものは、ここから始まっている感も多いと思った。逆に、僕のソフトウェア開発能力を持ってすれば,同じようなものを作ることもできると思った.こちらの研究は医師はやはり臨床方面の研究をすることになっているらしい。日本のようなラボの研究はMDがすることはあまり無く、むしろマネージャーになることが多いと話を聞いた.

コンピューターの話などが出てきたので,臨床方面での研究として,今まで培った基礎力が非常に役立つかもしれないと思った瞬間であった。一応、プログラミングに関しては、プロとして働いているし.
そのあと、その先生の経歴の話などを聞いて,これからの循環器の話をする.やはり、心臓は、心臓で面白い.小児かも良いし、内科も良いし、皮膚かも良いのだが、循環器は、なぜか一番どきどきする。基本が簡単なせいかもしれない。

その後、ダナファーバーにいって,外来を見学し、そのあと、ブリガムの病棟回診を見学させてもらった.ベスに比べてテンポは鈍いのだが、非常に勉強になる回診であった.外来では、患者さんがおいおい泣いていたりした.かわいそうなので,そっと肩を抱きしめてあげたら、こちらを見て、いろいろ話をしながら涙を流していた.日本人に比べて,アメリカ人は感情を非常にあらわにするものだと思った.ダナファーバーの癌外来は他の外来に比べて、むしろ、優しい人が多かった.経験がヒトを豊かにしたのだと思う。

そのあと,母がこちらに遊びにやってきたので,8時で、回診をかえらさせてもらって,母のいるホテルにいって,日本食を食べさせてもらった.そのあと,家に帰って,教科書を読んだ。このごろは、皮膚科しかしていないかもしれない。


そんなことを考えながら,明日は勝負の日だと思って寝る。明日はレジデントのいない日だ.明日外来をとり始める予定にしている。本来は、興奮して眠れなくなったりするはづなのだが,疲れていることもあるのか、きがついたらねていた。 

2回目の発表

今日は,MGHからである。先週と同じように、テスト直前のレジデントのためにテストをおこなていた。遺伝子の名前から,病理からやはりなんでも皆知っている。正直、もうそれほど驚かなくなってしまった.どの人も充分すごい。それでも、たまに間違えたり、思い出せないであせっていたりする姿は、むしろ、楽しんでみてしまった。2週間前に見たときはストレスになったものだが、カサバッハメリット、シクロスポリン+イブプロフェンが禁忌である事など自分の知っている問題も幾つかあったため、むしろ、たのしんでいた。そのあと,中国の助教授であるシャンと話すと、疲れたと、疲れ切った顔をして話していた。その気持ち分かるなあと思いながら,臨床現場では必要ない知識も結構あるのだが,この人たちは良く覚えていて、すごいですよねと話しながら帰って、ご飯を食べた.今週の木曜日にテストだとあって気合が入っていた.

外来を見ていると、今日もコンサルティングがあった。今日は,tiny rashであった。患者さんと話をしていると、日本語ではこうなんだけどというものの英語が浮かばなくて困ることが多い。しかし、どうにか切り抜けた.非常にいい患者さんであったと思う。
一応、今日の発表はとどこうり無く終わる。それでも、まだまだ駄目なのだが,,。今日発表は、ハンナがいないので,なぜかレジデント3人の前で発表することに、やはり、この中ではジェンが一番発言力があるような気もする。

かえって、コピーして、勉強して寝る.

大失敗

というわけで,先週は、カルテを写していたのだが,僕の中では今週からは、患者を取る予定になっていた.予定どうり、ジェンが帰ってくるので,少しはいろいろやりやすくなると思っている。今日は、ボストンマラソンの日だ.日本でも、ボストンマラソンを知っている人は多いと思うが,ここではボストンの祝日という感じで,多くのところが祝日扱いとなる。残念ながらか,幸運にもか、病院は,変わらず営業していた.少し患者の数は少なかったかもしれないが。

したがって、本来あるべき、朝のジャーナルクラブはなかった。しかし、あるといけないと思い、一応そこの場所に行くと、誰もいなかった.暫く、外来で待っていると、なぜかジェンがやってきていたので,おひさしぶりという.早速、今週からは、患者を取りたいというと,分かったといってくれた。一緒に、入院患者をひととうり見る。全部で5人ほど見て,一緒にご飯を食べた.ジェンにとっては、一週間ぶりの仕事なわけで、患者を把握するのが大変みたいであった.
一緒にご飯を食べながら,ボストンマラソンの話をする。マラソン選手は、僕らが短距離走を走るのと同じスピードで走るのだというと,皆がビックリしていた.ジェンがいると、気を使ってくれて,会話を振ってくれるので、やはり、この人はいい人だなあと思う。

午後は外来を2時間ほど見ていると、ジェンのポケベルがなったので,「とりあえず、患者を見に行くか?」というので、入院患者を見に行った.一瞬だけ、ならいいかとおもい、ビーコンストリートまで歩き、ボストンマラソンを2秒だけ見て戻ってくる。ゼッケンをつけている人だけあって,結構早く走っていた.ボストンマラソンは、ゼッケンをもらうのにも一苦労らしい.みなで、almost thereとか、そんなことを叫んでいた.全部で、12分ぐらいかかった。

早速、入院病棟に行き、そこで、30分ほど、汚い字で書き連ねてあるチャートを見て,患者さんに会いに行くと、なんと患者さんが寝ていた.うーん困ったなあと思いながら,そうはいっても、今日は勝負の日なので,ここで責めなければいかんと思い、ノックをして、患者さんに起きてもらおうとしたのだが,遠慮しながらなので,起きてくれない。最終的には、結構がんばって鳴らしたので,”うーん”と起きてくれたのだが,”I am sorry”などといいながら2秒ほどでまた寝てしまった.困ったなあと、おもいながら、とりあえず様子を見ようと、また、チャートを見て,とりあえず、抗生物質とって無いけどなあと思いながら,薬疹ということでレポートを書いた。そして、30分ほどして,病室に行くと、患者が起きていた.よかった!と安心して,皮膚病辺を見せてもらうと、汗腺に一致して,紅斑が腋窩,背中、鼡径部にあったので,これは”汗疹だ!!”とおもい、汗疹に関する質問を何個かした.汗を良くかくというし、太っているというし、手術の後だし。と、自分の都合のいい部分だけをあつめ、そして、汗疹をインターネットで調べて,また、追加の質問をしにうかがった.患者さんに、痒いのはつらいでしょうね,これは多分汗疹だと思います。一応治療法があるので、、、などと話をした.
そんなわけで,報告書を書いていると、外来が早く終わったということで,ジェン、ハンナ、シェン、ミッチェルの4人が勢ぞろいして来ていた.普段は、ジェンしか来ていないことを考えると、僕の初めての、プレゼンをわざわざ聞きに来てくれたみたいであった.ありがたいなあとおもいながら、半分ドモリながら,”汗疹”だと思います。”こんなこともこんなところも、一致しています”と話すと、納得してくれた。

そして、患者を見に行くと、、、、、3秒も患者を見た瞬間、ハンナが、患者にこれは薬疹です。抗生物質を飲んでいますか?などと聞きはじめる、、、、そして、戻ってチャートを見ると、手術中に抗生物質を使っていたみたいで,少しへんなのだが、投与後、3日で薬疹が出たという結論に達していた.一般的には薬疹が出るには1週間かかる。したがって、手術後3日ではおきにくいのだが,もし、昔に感作をしていれば、こういうこともあると説明された。

そんなわけで,いきなり最初のプレゼンでしかもみんなの前で、大失敗をしてしまったわけで,,,正直、立つ瀬がなかった。不思議なのは、こういうとき、専門家の意見はキチンと一致する。中国からきたシェンも薬疹だといっていた.

ほんと、立つ瀬ないなあと思いながら,,,皆のあとをついて、ほかの入院患者のラウンドを終えた.帰り際に、ジェンに”今日はいい経験をさせてもらった.ありがとう”といって,さよならをいった.そのあと,外来に戻って,チャートを写していると、少し心が落着いてきた.
明日からもがんばろうと思い、家に帰って,宿題を終えて、寝る。

今日は大恥をかいてしまった.ほんと、はづかしい限りだなあと思いながら,一日をおえる。どうやったら、彼らのようになれるだろう?

今日はハーバード大学見学

さて、また一週間が終わった.正直、あらゆることが過ぎ去っていく。本当に楽しいのだからこんなものなのだろう。やはり、僕は、賢い人を見るのが好きだし,努力をしている人を見るのが好きだ.正直,あまり働かないくせにお金を稼いでいるのを自慢していたりするアメリカの医師はどちらかというと、あまり好きになれないような気がしていた.しかし、ここの医師は良く働くし、仕事を楽しんでいるし、しかも、仕事ができる.教科書に載っていないようなものまで診断をしていて,正直、この人たちは人間なのだろうかと思ってしまった。

正直,僕は,ここの人が好きみたいだ.ここまで,人を評価することは僕としては本当にめづらしいことであるとおもう。

今日は、日本人の方と、ハーバードスクウェアにて食事をさせていただいた.日本の医療の話とかをづっとしていたら時間が瞬く間に過ぎていた.やはり日本語だと楽でいい.その日本の方は完璧に英語を話していた.やはりすごいもんだ.とおもってしまった。

日本の医療をどうにかしたいと思っている人は多い。僕自身は、それほどまで,危機感を持っていないのだが、危機感を持って見ている人の気持ちもわかる。じゃあどうしたらいいのだというと、そこで言葉は詰まってしまう。僕自身は、今の医師が、もっと医療を勉強することがたやすくなる環境を作ること,患者が医療情報を偏見無く学べるように事情を作ることには興味があるが,組織だって,厚生省の点数をどうするとか言うことを決める気はあまりしない.日本で、線虫を絶滅させることが出来たのは、学校教育から親の教育にいって,予防治療がうまくいったからだと聞いたことがある。僕自身は、そういうのを考えていると、緩やかな変化を確実に実行していく人間の力を信じてみたいし,それが日本人の美徳だと思っている。日本は現状でも医療は先進国だと思う。確かに、質の問題に疑問をもつときもあるが,総じて満足だし、できればこのまま突っ切って世界一になって欲しい。

10年ぶりに見たハーバード大学は全く変わっていなかった.僕が大学一年のときだと思う。ニューヨークからロサンゼルスまで皆で小さなトラックに乗って、テントで生活しながらアメリカを横断するという旅行をしたことがある。あの時は,正直restroomというと,皆にはrestaurantと聞こえるらしく、トイレを探して困っているのに、食堂ばかり教えられて困ったものだ.あの旅行を終えたとき,すこしは、英語が話せるようになったのを今でも覚えている。ハーバード近くの地下テルを降りて,,ここ降りるとこんな感じだったよな.と、思ったとおりの場所に全てのものがあった.ここにハーバードスクウェア、ここに本屋、ここに生協と、本当に何から何まで覚えている自分にむしろ驚きを覚えつつ、しかし、不思議と全く懐かしさを感じなかった.ただ、僕の頭の中のそこに10年前からあったのだ.つい昨日のようですらあった。夢の中の.

僕の英語力はアメリカ人を100とすると、30点ぐらいだと思う。それでも、今まで3回ほど自分の英語力が上がったと感じたことがある。最初がその旅行のときで、一応、全国3番とか取っていた英語のテストの成績で持っていた自分の自信を根底から壊されて,そのあと,また、自信をき築くのことが出来たと思う.2度目は、アメリカに少し住んだときだとおもう。あのときに、CDをききながら、毎日lとrの発音を繰り返していたのを覚えている.未だ,結構お勧めのCDなのだが、鉄という塾で自分の生徒にそのCDを薦めたら,こんな気持ち悪いCDを、、、などと文句を言われたこともあった。そして、最後は、1年前くらいからだ.英語の読むスピードが格段に上がったと思っている。1週間にいまでも200pぐらいは読んでいると思う。それでも、アメリカ人の英語にはほどとうい。大体こちらのヒトの半分ぐらいのスピードだ.そうはいってもGMATとかのテストになると、英語の読解の点数でも大学院希望者のアメリカ人の平均を超える。正直、何がおきているのか未だにわからない.読むスピードとともに、リスニングもあがったのだが、現在は問題は、話すほうにきていると思う.昔より,自分の英語が他人に通じる自信がなくなってしまった.読みながら自分で勝手に音を作っているのが災いして,他の人の英語を素直に自分のものにできていない。


帰ってきて,明日からに備えて皮膚科の教科書を読む。基本はオタクなので,写真を見て,ふむふむいっていると楽しく時間が過ぎていく。今まで,学生生活をやっていて、仕事や、他の勉強やらで味わえなかった充実感が本当にあった.

そんなわけで週末.結構目標ぼろぼろのようなきも、


目標:  6 weeks 42days remaining 32 days



短期的な目標:

1: 日記を書く。2日に一度3日に一度は最低でも
これはきちんと実行された。時間制限を守る事も大事。

2: 英語の勉強のため、ERを持ってきたもの全て見る。(一日一話ぐらい):
  これもきちんとした.といっても、あんまり話は進んでないかな。english for doctorsで分からない単語をなくす、音で聞く医学英単語を9割5分覚える。来週こそ!!

3: ベッドサイド: 可能な限り一生懸命する。日本人を馬鹿にされないように 英語の皮膚科の教科書2つを読み終える。QB皮膚科の復習とstepを再読。あたった症例全てに対して標準皮膚科学とUpToDateを読む。
    がんばっています。症例検討は外来全員に広げました.でも、もうなれてきたカナ.大体見た症例になってます。

中期的な目標:

4: めざせ、外来患者取り

ふむ、、、、道半ばです。

5: 病院再生のスキームについてレポートをまとめる.まずは、普通の会社の企業再生について勉強しhealth careでは何が違うのかどういったベンチマークを使うといいのかなどをまとめる
  今だだめ。どうしよう。早めに手を打たなくては。

長期的な目標:

6: usmleのため、 kaplanの問題を解くのと、BRS  pathology Physiologyを再読する。
   うーん。何もやってない.


7: MBAの勉強はいつものとうり
   今週はテスト。結果は?


というわけで、今週も終了。皆さんの週末はどうだったでしょう?

人生は、大根卸しにかけたダイコンのようなもので,いつもあたらしい面を見せるけど,必ず磨り減って,最後はなくなっていくのさ.と、誰かがいっていました.

来週もがんばります。

ボストン巻き

今日はcorporate financeの2度目の中間試験の日であるため、家で勉強することにした.
といっても、途中からあきてきたので,スターバックスに移り、生協に行き、おすし屋さんにいき、通りがかりの学校の文化祭を見学し、買い物をしたりした.

いろいろなことを用意して、暗記して,いざ、問題へと向かってみると,,,,あれ?簡単ジャンこれと拍子抜けするものであった.1時間ぐらいのところを20分で終えて,チョコチョコと見直しして提出してしまった.
こういうことを勉強していると、医療は本当に実学だとおもう。他の学問よりも、ただ暗記することが多く、また、暗記したあとに、その背景にある知識がとてつもなく膨大にあることにビックリする.医療の現場に出て、生理学、病理学の大事さを本当に実感させられたものだ.逆にいうと、病理を突き詰めていった結果、生理学という学問が出来て,ヒトの正常は何であるかということが蓄積してきた.このような知識を一生懸命集めてくださっている研究者には頭が本当に下がる。逆に、経営学や経済学は,むしろバックグラウンドとなる知識からモデルを作るという作業で出来上がってきた.そして、多くの場合,そのモデルの妥当性が分かっていなかったり,限界があることがおおい。たとえば、GDPを上げるということに対してどれだけ意味あるかに対して,きちんとした答えを持っている人はいるのだろうか?たしかに、エビデンスとして,GDPの上昇と雇用率の上昇には強い相関があることが知られている.しかし、そうだからといって,GDPを下げて、雇用率を下げたとしても、リソースの最大利用を上げることがあることは、小学生でも知っている。船頭多くして船、山に登るだ。つまり、理想論と現実との間にギャップを感じることが多いのだ.逆に、本当に間抜けな理想主義の僕としては、ここら辺の勉強は面白いし、理想の限界はここまでなのだとしらしめられて非常に役立つ.

今日のスターバックスでは,僕の近くに、また医学部志望の娘がすわった。見ると化学の勉強をしているので,結構親近感を持ってしまった.来月から日本に行くらしく、突然、日本語で、”ニホンジンデスカ?”と話し掛けられたので、”yes”と答えてみた.こちらとしては,おせっかいにも、化学を久しぶりに教えたかったのだが,あちらは、こちらの持つ皮膚科の教科書に興味津々であったので,出来もしないくせに、がんばって教えてみた.写真を見せながら,これは,この病気だと思う。こういう風なことを質問して,こう来たらこう診断するんだなどと適当に話してみる。当然だが、皮膚科医学英語は少し僕のほうができるみたいでrosacia(酒さ)とかの話をしてもきょんとしていた.最後に、”アナタノエイゴトテモジョウズデスネ”とこれまた意味分からなく、日本語でオゼジをいただいた。こちらも、"Thank you"と返しておいた。本当は,日本語練習したかったのだろうなあ?今思うと、わるいことをした。ベスで研究もしているということで,また会うこともあるかもしれない.

クーリッジコウナー近くで今日はすしをかって食べた.カリフォルニア巻きを少し変えてここの生産物であるサケをいれたものであるボストン巻きをオーダーした.そこにいたお客さんにも、日本人は毎日すしを食べてるのですよね。などと変なことを言われた.

今日は今までサボっていた分のcorporate financeの勉強をしておえる。家に住むラウルから,クラブに行かないかと誘われたが,しょうがないので断った.久しぶりに行きたかったのだが.
そんなわけで、今日も終了。
忙しかったが面白い日でも会ったと思う。天気はとてもよかった。

今日はハンナの日

今日も外来の日である。木曜日が、カンファレンスがあることを考えると、金曜日は純粋に外来だけである。しかし、少し違うところは、これから週末を迎えるために、コンサルトが入ることがおおいことだ,今日は,合計2個のコンサルティングが入った.一人は、薬疹で、腎移植後のVREを持つ患者であった。ガウンを着る必要があったのでMRSAかと思い聞いたらVREだと帰ってきた.バンコマイシン耐性腸菌の話は話でしか聞いたことがなかったため,ここにいたのかとビックリしていたら,VREの意味がわからないと思ったのか、早速vancomysin resistance enterococcusだよと説明をしてくれた.
バンコマイシンは、MRSAに対する武器であり,薬の作用が弱く、副作用も強いが他に薬が無いために使う。VREに対してはリネゾリドなどという薬が使われていた.
薬疹の犯人は、一応、イミペネムだろうということになっていた.すでに、その薬からはオフになっていたため、適当に患者に今後のことを話して終わった.薬疹は、一度全身に広がってから治るのだ.したがって,それを言っておかないと,非常に慌てることになる。もう一人も、腎移植の患者で顔に単純疱疹がでていた。一応、帯状疱疹との鑑別のため。蛍光抗体を行っていた。


昨日が,バレンシアの日であったとすると、今日はハンナの日だったと思う。彼女は、教科書にも載っていないような,confluent and reticulated papilomatosisという皮膚病変を診断してバイオプシーを出していた.診断をつけたあと、少し得意げに、バレンシアに、これが何だと思うか分かるか?と問題を出して,バレンシアが分からないというと、私はconfluent and reticulated papilomatosisとおもうといっていた。今,英辞郎でみたら、日本語では集簇性網状乳頭腫症というらしい。ひょっとしたら、英辞郎にのっているぐらいなので,僕が思うよりも有名なものかもしれない.いずれにせよ、pubmedで見てもほとんど症例報告であるようなものをキチンと疑って診断していたことには相当、驚きを覚えた.治療法は,ミノサイクリンであったと思うが、他に治療法がないか調べてくれといわれたので,pubmed,その他からいろいろ調べた.皮膚科のサイトとしては、emedicine が最高のサイトではないかと思う.この間,ここの学生と話をしたのだが,結局ここの内科の学生はUpToDateを使っているらしい.ここの内科医の研修医に聞いても,基本はそれだといっていた。そこで分からないときはどうするのだと聞いたら、ざんねんながらgoogleが一番現状では役立つといっていた.この意味において,医師は、患者と同じサイトをみていろいろな判断をすることにもなり、また、患者の知識も非常に高いことの可能性も非常に高いことになる。インターネットは、いろいろな意味で古くからある体制を破壊している。いずれにせよ、そこで、症例を調べて、一番新しい治療法をハンナに報告しておいた.

昼ご飯は、ベスの屋上に上って遠くの景色を見ながら食べた.シャオと、ジョスリン糖尿病センターではたらく友人が来ていたので,今回の実習のなれ始めなどを話していたら時間が終わってしまった.

今日も8時半までチャートを写して帰る。正直、症例を書くのはそれほど苦ではなくなった。全部で、今週は80例ぐらいをかいたことになる。あとは,話すだけなのだが.

帰って,明日テストである、corporate financeの教科書を読んでいたら時間になったので,寝る.明日は、忙しい日になりそうだ.

今日は、アトピーの話をかく予定でしたが、もう少しあとで。