カルテ写し開始

hisahiccup2005-04-12

今日も先週と同じように、MGHから始まる.やはり、30分前につくと誰もいなかった.今日は、MGHの皮膚科の外来患者に対して、どのような治療をするかを皆で議論をする日だ。先日のグランドラウンドと同じように、患者が5人ぐらい診察室にいて,おのおのが独自の診察をして、診断をし,その答えあわせと治療方針などの決定を議論した.

今日も、シャオとご飯をMGHで食べる.ベスに帰ってきて,忙しい外来を見学する.今日は、キャロラインと、とちゅうからキャロラインがいなくなってしまったので,セオのあとにつくことになった。セオは、一年目の韓国系のレジデントで,顔は中村由理子とかいう、元フジテレビのアナウンサーを少し真面目にしたような顔している.セオという名前ということもあり、また、日本人ぽい顔をしているので、チョコット日本人かなと思ったときもあるのだが、本人に聞いたところ韓国だと教えてくれた.実は僕の生徒で同じ名前の名前の人がいるのですよといったらビックリしていた.いずれにせよ、純粋なアメリカ人で、動きそのものは全くアメリカ人だ.日本人の顔をして,がりがりアメリカ人のような動きをされると、結構戸惑ってしまうのだが,非常にいい人で真面目であることが、オーラで前面に出ているので、ついいろいろと話をしてしまった.やはりこの人も優秀でした.

おわって、今日こそはカルテを写して帰る.あとは、治療の仕方を自分で考えることができれば、とりあえず、報告することまでは出来そうな気がした.あとは、先生がもし、薬の名前を行ったときにキチンとそれが何を意味するのか、分かる用にすればいいと思う。自分でカルテを書くと分かるのだが,それほど医学英語は難しくない。一番難しいのは、患者さんとの会話とその応対だ.とくに、こちらが会話のペースを上げるとあっちもすばやく返すし、逆にゆっくり話すと、発音が悪いのか理解してもらえないのがつらいところだ。

外来が終わったあと,レジデントは、カンファ室で7時ぐらいまで勉強していた.近いうちにテストがあるからだ.アメリカは,免許更新システムであるため,何年かに一度専門医のテストを受ける必要があり,しかも、その点が公開されたりする.レジデントの間は毎年テストを受けるみたいだ.7時ぐらいまで残っていたのだが,レジデントが帰るときに、僕にがんばってねといってくれました。一応、8時まで残って帰る。かえって、ERを見て寝た.

写真は、これも昔とったアメリカのOSCEの部屋の中に入る前の生徒を写したもの。これって緊張の一瞬ですよね.アメリカのオスキーは、日本の、総診と似ていて,部屋の中に患者が待っていて,20分以内にひととうり大事な身体診察を終えて、診断と治療法を説明するのです。例えば、dementiaの患者であったならばclock drawing testであるとか、MMSEまたは長谷川式の記憶検査テストをおこなって,そのあと、ドネペジルの話や車の運転をやめるように言うことなどが大事です.老人で発熱があったら、むねのX線をとったり、聴診器で音を聞くことなどが採点基準になっていました.基本治療は、入院かね。お年寄りだと.X線の結果を見て決めます。