美容皮膚科学

さて最後の日だ.今日は、シャンと一緒にchestnut hillに訪れる日である。最後の日なのに、ジェンといっしょに行動できないのは少し寂しいのだが,しかし、ここに訪れないわけにはいけないと思った.chest nut Hillは、ここの皮膚科でも、保険でカバーされない美容専門の皮膚科である.レーザー治療などに特化したものであり、日本では,この分野は整形外科の医師がおこなっているものである。そこで見た症例は,1:ボツリヌストキシンで顔のしわを減らすという治療。2:胸毛を減らすためにルビーレーザーで焼却するという治療。6回ぐらいかかるといっていた.3:spider veinに凝固剤を流し込んでspider veinを消去するという方法。4:angioma(venous lake?)をレーザーで焼却して、消去する治療。5:frecklesをレーザーで焼いて消去する治療。6:dermatoablationによって、noduler化したacne後の瘢痕を削り取る治療.などであった。僕は運がいいのか、どこにいってもだが,多彩な症例に恵まれる。正直、ここまで多彩な治療を半日で見ることができることはめったにないといっていた.
そんなわけで,シャントご飯を食べて,さよならをいって,午後はいつものクリニックに戻ってハンナの外来を見ることにした。外来はいつものとうりであって,ニキビや悪性黒色腫のスクリーニングであった.そのあと,皆でsweet病の患者さんを回診して,終わる.最後に、皆にありがとうといった。
来週からいなくなると思うと寂しく思うよと皆が言ってくれたのはうれしかった.皆で,1ヶ月がいかに、一瞬で消え去ったかの話をした.君がつい昨日来たような気がするよ。君がきた日を覚えているよと言われた.こちらも、本当に一瞬でたちました.正直、皆さんに会えて皆さんのおかげで非常に偉大な経験をさせていただきました.ありがとうございますとかえした。

そのあと、日本人の学生たちと少しだけ、コーヒーを飲みながら話をした.3週間前にあったときと違って,皆、非常に楽しそうであった.一人の人は、アメリカにくることに決めたと決心をしていた。英語が聞き取ることが大変だということが身にしみたと話もしていた.

そのあと,帰り際に、たまたま、別の日本人の学生に会ったので,その人とご飯を食べに行った.その人と,こんなことがあった、こんなことがあった、と結構な話をしたと思う。そして話をしていると、こんなに俺は話をしているのだろうと気がついてきて,,不意に、自分の中にある隠された感情が理解されてきた.



僕は悔しかったのだ,,,,,


確かに僕は自ら自分をストレスのあるところにおいてそれなりにがんばったと思う。でも、最後まで,本当の意味で彼らの役に立てなかったことが悔しかったのだ.外来の患者とりにしても、他の人がやればもっと効率が良かっただろうし、たまに間違えるしで,結局いつも、誰かのお世話になっていた.自分は,前に出てがんばろうという気持ちを持っていたと思う。でも、結局、その前に出たことで,人の迷惑になったこともあり,また、たとえば、何かを持ってくるとかそういう簡単なことではなくて、本当の意味で”ありがとう”とは、1ヶ月でついに言わせることが出来なかったと、悔しい気持ちが持ち上がってきた.いままで、非常にいい経験をした、感謝しなくてはという気持ちでいっぱいで隠されてきた自分の悔しさが、話しているうちにおのずと浮き上がってきて,本当に悔しくて仕方なくなってきた.

これが僕の深層心理だったのだ.僕はあの人たちに負けたのだと思う。

当然の結果なのだが.1ヶ月しかいなかったのだから。

結構遅くまで話していたと思う。12時ごろに帰って寝る.