眠い

火曜日は,いつも、MGHで授業から始まる。
今日は,dog ear repairの話であった.moh surgeryとともに、皮膚癌の治療法で,なるべく傷を残さないためにおこなう方法であった.

今日から、また別の日本人がきているみたいであった.皮膚病理に名古屋大学から来ているといっていた.

昨日の疲れが残っているのか,あまり気合が入らない.しかし、やはり、気がつくと外来を終わっていた。今日は非常に忙しい日であったのだ.しかし、いつもいる黒人の学生がいないのが少し違うところだった.そのあと、適当に、途中まで出来上がったプレゼンをジェンに見せた.

ビックリしたのだが、こちらでは皮膚炎の三角形は学ばないらしい。プレゼンの最初にそれを入れてあり、それを見せたときにジェンは、始めてみたといっていた.僕は,この皮膚科の三角形が皮膚科の一番の基本だと思っている。炎症は、紅斑ー丘疹ー水疱ー膿疱ー糜爛ー痂皮ー落屑ー苔癬化・治癒との順番を起こしていく、したがって、例えば,何か病変を見たときに、丘疹がないのに、水疱があるのを見つけたら,水疱が起きる何かがそこに起きているのだと考える。例えば、ヘルペス属であったり、天疱瘡であったりするのだが,いつも考えるときに、そういうことを考えることにしている.逆に、丘疹があって,水疱があれば,ただの炎症なのだ.皮膚炎だろう。(大きさも違うのですが。)

今回は、ヘルペスの発表をすることにした.元塾の先生なので,ここでは負けられない。とおもって,いろいろな細かい策をいれこむ。ここで,こういう質問がきて,こう返すのだとかいろいろ考えて,プレゼンを作った。しかも、楽なのは、UpToDateをそのままコピーできることだ.日本でプレゼンを作るときは、基本的には翻訳をしているので,ワープロを打つ必要があるのだが、こちらの国のプレゼンを作るときは、カットアンドペーストをして,適当に削除をしたら出来てしまう。

明日も、勝負の日だ.ジェンに言わせると、全然大事じゃないのだから気合なんか入れるなとかいわれてしまうのだが、、、
ジェンに「今日は,疲れているように見えるよ、キチンと寝たの,そんなに大事じゃないので,よく寝なさい。」といわれてしまった.

まあ、I am OKと返すだけなのだが.ただの職業病です。

外来をとり始めて思うことなのだが,やはり,見る症例数は少なくなってしまう。そのかわし、自分の診断が正しいかをいつも確かめることになるので、それが役立つのだが.もう少し早くからやっても良かったなあと思ってしまう。